基本の昆布出汁の取り方はこれ!
本日は『昆布出汁』の取り方をご紹介します!
昆布出汁は取るのが簡単ですが、うまくやらないと雑味や臭みが出てきます。
やり方は全然難しくないのですが、正しい方法を知っているのと知っていないのとでは仕上がりが全く違ってきますので料理の腕を上げたい方には必見です。
出汁は日本の家庭料理の基本です。きちんとした出汁の取り方を覚えれば料理の味が一層深まりますよ♪
それではいってみましょう!
ブログでは私が特におすすめするレシピをご紹介しております。
家で比較的簡単に作れて、美味しくて応用の効きやすいレシピを中心に載せていますので、ぜひチェックして頂けると嬉しいです♪
■昆布出汁の材料(約1000ml分)

◎利尻昆布……20g
◎真昆布...クセのないとても上品な旨味、甘味。
◎利尻昆布...クセのない上品な旨味と若干の塩味。使いやすく、フラットな印象。
◎羅臼昆布...濃い旨味と甘味が特徴。出汁の色は黄色味を帯びる。
※何を使うかはお好みで
スポンサードリンク
■昆布出汁の取り方
1.昆布の表面を濡らした布巾やペーパーで軽く拭いて汚れを取ります。
※流水でしっかり洗うと旨味が流れてしまう
2.鍋に水と昆布を入れ、30分〜60分ほどおきます。
※時間は1時間程度で充分です、長くする必要はあまりありません
3.弱火にかけて、80℃の熱湯になるまでゆっくり温度を上げます。
4.昆布の周りに灰汁(アク)がつく温度(80℃)になったら火を止め、昆布を引き上げたら完成です。
簡単ですよね。
では画像付きで細かく解説していきます!
■昆布出汁の取り方を詳しく解説
1.昆布の表面を濡らした布巾やペーパーで軽く拭いて汚れを取ります。
※流水でしっかり洗うと旨味が流れてしまう


濡らして固く絞った布巾やペーパーで軽く拭き取ります。
2.鍋に水と昆布を入れ、30分〜60分ほどおきます。
※時間は1時間程度で充分です、長くする必要はあまりありません。


※ちなみに浸けるなら12時間以内にします。長く浸け過ぎると雑味や粘り気、濁りが出てしまいます
3.弱火にかけて、80℃の熱湯になるまでゆっくり温度を上げます。


4.昆布の周りに灰汁(アク)がつく温度(80℃)になったら火を止め、昆布を引き上げたら完成です。

※80℃の目安は、昆布の周りにうっすら灰汁が出て水面がほんの少しだけゆらゆらするくらい

簡単ですね♪
スポンサードリンク
■昆布出汁はどれくらい日持ちする?
昆布出汁は適度な塩気、旨味成分があり雑菌が繁殖する条件が整っています。日を置くほど風味も味も落ちていきますのでなるべく早く使い切りましょう。
使いきれない場合は冷凍もOKです!

■昆布出汁を取るときの最適な温度
丁寧にやるならこれ
お店でもやっていた方法です。丁寧に最高の昆布出汁を取る方法はこちら。
①30分〜60分昆布を水に浸します。
②弱火にかけて、60℃を維持しながら60分煮出したら完成。
60℃を維持しながら60分煮出す

80℃の時の目安は昆布の周りの『灰汁』でしたが、60℃の目安は昆布の周りの『泡』です。
この60℃の方法が一番上品で美味しい出汁を取る方法です。次点で80℃の方法。
しかしながら家庭で60℃を長時間維持するのは難しいので、家でやる場合は先にご紹介した80℃で短い時間で煮出す方法をおすすめします。
この2つの温度の煮出し方がベストなので覚えておきましょう。
スポンサードリンク
■昆布の水出し方法
昆布は水出しでも可能です。

超簡単ですね。
ただし、12時間以上浸けないようにしましょう。雑味や粘り、濁りが出て逆に美味しくなくなります。
浸ければ浸けるほど旨味が出てくる事はありません。
■出汁を取った後の昆布の再利用
出汁を取った後の昆布は捨ててはダメ
出汁を取った昆布は捨てずにラップに巻いて冷凍保存し、たまってきたらまとめて佃煮にしましょう。
旨味が出た昆布をお酒と醤油で煮て再利用する昔の人の工夫ですね♪


あまり昆布出汁を取らなくて昆布がストックできない方は、冷凍せずそのまま刻んでサラダに和えて食べましょう。
その場合は出汁を取った後も美味しい羅臼昆布がおすすめです。

■昆布出汁をさらに美味しくする方法

動物性の出汁と合わせると旨味が相乗的に跳ね上がる
昆布の旨味成分は主に『グルタミン酸』。このグルタミン酸は動物性の旨味の『イノシン酸』と合わせると相乗的に旨味がアップします。
組み合わせとしては例えば、
◎鰹出汁(イノシン酸)✖️昆布出汁(グルタミン酸)
鰹(カツオ)と昆布はきちんとした根拠がある組み合わせです。
◎豚肉(イノシン酸)✖️お野菜(グルタミン酸)
豚汁の組み合わせです。豚汁はわざわざ出汁をとる必要がない理由がこれです。
昆布出汁で物足りない場合は、動物性の出汁と合わせてみましょう。

■おすすめの昆布はこれ

■まとめ
ポイントをまとめると、
◎沸騰させず80℃にとどめる
◎60℃でやる場合は1時間かけてゆっくり煮出す
◎品質的には60℃>80℃だが、80℃の方法でも充分
◎だしがらは捨てずに再利用する
◎水出しの場合は8時間〜12時間以内を厳守
◎動物性の出汁と合わせると相乗的に旨味がアップ
これであなたもプロと同じクオリティの昆布出汁が取れるようになります!ぜひご家庭で試してみてください。
今回のレシピがあなたのお料理の引き出しの一つにしていただければ嬉しいです♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
あなたの料理ライフがより良いものになりますように。
ではまた!
■関連記事
↓↓ Follow me ! ↓↓
SNSにて、料理に関する役立つ知識や日々感じた事、ブログ運営について情報発信しています。