パルミジャーノ・レッジャーノを美味しく食べよう
本日はチーズの王様、
『パルミジャーノ・レッジャーノ』のご紹介です。
パルミジャーノ・レッジャーノという名前は料理をしない方でも耳にした事がある人は多いのではないでしょうか。ハードタイプのチーズです。
熟成期間が長いので、旨味が強いのがパルミジャーノ・レッジャーノの特徴です。
この記事ではパルミジャーノ・レッジャーノの食べ方、お得な買い方、削る道具、チーズの基礎知識、保存方法、パルメザンチーズとの違い、安価で美味しいグラナ・パダーノチーズの解説などをまとめました。
使い方は簡単なので、ぜひ日々のお料理に使ってみてください。
あなたのお料理の引き出しの一つにしていただけたらと思います。
それではいってみましょう!
ブログでは主にお料理に関して簡単に学べる情報を発信しております。
レシピ、テクニック、食材、豆知識、オーガニック関連など、基本毎週更新なのでぜひチェックして頂けると嬉しいです♪
■パルミジャーノ・レッジャーノの美味しい食べ方
結論から言うと、パルミジャーノ・レッジャーノは
何にかけても美味しい、何にでも使ってもOK!!
以上!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
......というとクレームが来そうなので解説していきます。
熟成期間が長いチーズなので、『旨味』が強いのが特徴です。ですので何かのお料理に削ってかけてあげると、料理全体の旨味がブーストされるようなイメージです。
味を引き立てて旨味を増してあげるようなイメージで使うと良いですよ♪
もちろん塩気がありますので、しょっぱいお料理にかけるときには量感を考えてあげてください。
パルミジャーノ・レッジャーノの基本的な使い方は、
✔️ 割る
✔️ 削る
✔️ スライスする
✔️ 煮る
です。
では料理例をみていきましょう。
●サラダと一緒に
味気ないサラダがもうパクパク食べられちゃいます♪相性抜群です!٩( 'ω' )و
●前菜と一緒に
生ハムやグリッシーニにかけて、前菜の香りとコク付けに。彩りとしても飾りとしても映えますよ♪
●スープと一緒に
スープ系なら何でもかけてOK!トマト系には特に合いますね!ポトフなんかにもかけても美味しいですよ♪
●リゾットと一緒に
パルミジャーノ・レッジャーノはリゾットを作る時には必須です。炊き上がりに混ぜて、トッピングとしてもかけます。レシピはこちら。
●パスタと一緒に
カルボナーラにはペコリーノ・ロマーノとパルミジャーノ・レッジャーノの2種類のチーズが使われます(*⁰▿⁰*)カルボナーラの作り方はこちらからどうぞ。
●メイン料理と一緒に
もちろんお肉に合わせる事だってできます。赤身肉との相性が抜群です!
パルミジャーノ・レッジャーノのような製法のチーズは外側の部分が一様に硬くなっています。実はそこもお料理に使えます。
無理やりグレーターで削ることもできるのですが、手で細かく割ったら冷凍しておきましょう。
スープを煮るときにひとつかみ加えれば、出汁がわりに使えます。
というわけで色んなお料理に合わせられるのが分かったと思います(*⁰▿⁰*)
使い方はあまり深く考えなくても大丈夫。
好きな料理に合わせましょう。
色んなお料理との相性が良いのがパルミジャーノ・レッジャーノです。
次はパルミジャーノ・レッジャーノをお得に買う方法と、削る道具を少しだけご紹介しますね。
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■パルミジャーノ・レッジャーノをお得に買おう!
パルミジャーノ・レッジャーノは少量ずつ買うと高いので大容量のものを買いましょう。
1kgのブロックがコスパが良くおすすめです。
大きく感じるかもしれませんが、意外と早くなくなりますよ。
あらかじめ削られたパウダータイプのものは香りがやや弱くなるのでオススメしません(~_~;)
●パルミジャーノ・レッジャーノ1kgブロック
■チーズを削る道具ってなにがあるの?
お次はチーズを削る道具のご紹介です。
家にあるピーラーや大根おろし器などでも削れるのですが、お店のようなフワフワな削り上がりや、薄〜く板状に削りたい場合はやはり最適な道具があります。
よろしければご参考までに٩( 'ω' )و
●マイクロプレイン社のゼスターグレーター
マイクロプレイン プレミアムシリーズ ゼスターグレーター 黒 MP-0611
海外のレストランでは大抵これがキッチンにありますね。自分もこれを使っています。
●遠藤商事の6面チーズオロシ
このような多面式のチーズおろしはとっても便利です。大きめの穴でお野菜を削ってラペを作ったり、グラタンやピザ用にチーズを大きめに削ったりもできます♪
●グローバル社のロータリー式チーズグレーター
こちらはチーズを手で持たずに削る事ができるロータリー式のチーズ削りです。小さく細かくなったブロックもまとめてガリガリ削る事ができます。
頻繁に削る機会があるお店でよく見かけますね。
●WMF社のチーズスライサー
チーズを薄く削りたいとき、チーズスライサーがオススメです。色んな会社のものがありますが、WMF社のオールステンレスで洗いやすいタイプのものをご紹介。
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■パルミジャーノ・レッジャーノの保存方法
さて、それではパルミジャーノ・レッジャーノを買って使いました、どう保存したらいいの?というところでレストランでもしていた保存方法をご紹介します!٩( 'ω' )و
①使い終わったらラップで包む
チーズを扱うときは清潔な手で扱う事は大前提です。チーズを触る前にはアルコール消毒しておきましょう。
削って使い終わったら空気を抜くようにラップで巻いてください。
②ジップロックに入れて冷蔵保存
チーズは冷蔵庫の中の乾燥や臭いに敏感です。可能な限り外部の空気と触れさせないようにしてください。
乾燥すると香りや味わいが落ちますし、冷蔵庫の特有の臭いも移ってしまい美味しくなくなります。
食べきれない場合はどうすればいい?
どうしても食べきれない場合はジップロックに入れたまま冷凍してもOKです。解凍時に少し味わいが落ちますが、許容範囲内です。
■パルミジャーノ・レッジャーノとは
ここではパルミジャーノ・レッジャーノというチーズがどんなものなのか、簡単に解説していきますね(^-^)/
パルミジャーノ・レッジャーノは牛のミルクから作られる長期熟成のハードタイプのチーズで、イタリアチーズの王様とも呼ばれています。
味わいは深い旨味と塩味、食感は場所によってシャリシャリとしています。
これは熟成中にたんぱく質が分解され、『チロシン』というアミノ酸の結晶ができたためです。これは生ハム、納豆、タケノコなどでもみられる現象ですね。
チロシン自体はそれほど美味しいアミノ酸ではないですが、チロシンが増えると他のグルタミン酸などの旨味の強いアミノ酸も増えるので、旨味の目安ととらえて良いでしょう٩( 'ω' )و
イタリアのパルマ、レッジョ・エミリア、モデナの全域およびボローニャの一部(レーノ川より西)とマントヴァの一部(ポー川より南)で生産されるチーズで、
D.O.Pの認定を受けたものだけが刻印を押されて『パルミジャーノ・レッジャーノ』を名乗ることが許されます。
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●原産地呼称保護
イタリアのD.O.P.(Denominazione di Origine Protetta)は、このEU法に準拠したイタリア国内の原産地名称保護制度のことです。
ですので、きちんと認証を受けたパルミジャーノ・レッジャーノのパッケージはこのD.O.Pロゴが入っているはずです(*⁰▿⁰*)
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●パルミジャーノ・レッジャーノの熟成期間
パルミジャーノ・レッジャーノは熟成庫で最低でも12ヶ月寝かせる必要があり、製品として出回るチーズは平均で2年程熟成されます。
30ヶ月〜36ヶ月のパルミジャーノ・レッジャーノは『Stravecchio:ストラヴェッキオ』と呼ばれ乾燥して砕けやすくなり、強烈な風味を持つようになります。
この段階では、凝乳酵素(レンネット)がチーズ中のカゼインを凝固させて分解する働きもかなり進むので、乳糖不耐症の方や赤ちゃんにも適しているとも言われています。
ものによっては5年以上熟成させるため、超硬質ハードチーズとなります。長期熟成のチーズほど高価です!
●牛に与える飼料
与える飼料も厳格な規定があります。
新鮮な牧草か干し草のみを使用し、少なくとも50%の飼葉は同じ牧場で生産する必要があり、少なくとも75%はチーズの限定生産地域内から供給されなければなりません。
大麦、小麦、とうもろこし等の穀物も飼料に混ぜられますが、食品業界の副産物や魚粉、肉粉など低品質の原料は禁止されています。サイレージ(家畜用飼料の一種で飼料作物をサイロなどで発酵させたもの)等の発酵飼料も一切禁止されています。
●パルメザンチーズとは違うの?
結論から言うと別物です。
日本ではパルミジャーノ・レッジャーノより『パルメザンチーズ』の方が有名ですよね。スーパーでも普通に置いています。
パルミジャーノ・レッジャーノは産地や原材料、熟成期間などいくつかの厳しい基準のもと認定されます。
一方パルメザンチーズは熟成期間も短く、産地や製造方法についての厳しい基準はありません。
そのため世界中で製造され、濃厚さや香り、味わいは比べようもありません。
しかしながらパルメザンチーズはクセがなくあっさりしていて安価なので、使いやすいチーズといえます。
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■グラナパダーノは安価でお得
パルミジャーノ・レッジャーノは知っている人もいるとは思いますが、『グラナ・パダーノ』は知らない人が多いと思います。ここでは簡単に解説しますね。
『グラナ』は粒や粒子と言う意味があり、『パダーノ』はアルプス山脈からアドリア海にかけて流れるポー河流域の平野部を意味します。
・熟成
パルミジャーノ・レッジャーノは平均して18~24ヶ月以上熟成させますが、グラナパダーノは最低9カ月~16ヶ月程度と熟成期間が短いです。
・飼料
与える飼料は、牧草や干草の他にサイレージ(家畜用飼料の一種で飼料作物をサイロなどで発酵させたもの)が使われます。
・味わい
製法上乳脂肪分が少なく、熟成期間の短かさから塩分濃度が低めで、アッサリとした味わいが特徴です。1996年にD.O.Pを取得し、グラナ・パダーノも厳しい品質管理がされています。
パルミジャーノ・レッジャーノで味の印象が強すぎる時にはグラナ・パダーノが適しています。
価格も比較的安価なので、普段使いで上質なアッサリチーズをたくさん使いたい方にはグラナ・パダーノがおすすめです\(^-^)/
・味わいは違う
パルミジャーノ・レッジャーノとグラナ・パダーノは表面の焼印とほんのわずかに違う色味以外は見た目が酷似しています。
ですが、食べ比べると明確な差があります。
例えば、アッサリな味わいのグラナ・パダーノだけで本場のカルボナーラを作ると旨味と塩味が足りないのです(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
カルボナーラはパルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ・ロマーノ、グアンチャーレという旨味と塩味が強い食材で作られるからです。
見た目はよく似ていますが、パルミジャーノ・レッジャーノとグラナ・パダーノとでは味わいの違いは明確にあるのを頭に入れておきましょう(*⁰▿⁰*)
■まとめ
ざっとパルミジャーノ・レッジャーノについてまとめてみました。
製法に厳格な決まりがあり、熟成期間の長い旨味の強いチーズがパルミジャーノ・レッジャーノでした。
使い方は簡単、基本何でもかけて使ってみてください。
個人的にはサラダや、ボロネーゼ系のソース、そのまま小さく割って蜂蜜や煮詰めたバルサミコ酢をかけて食べるのがおすすめです!!
ぜひお試しください♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
あなたの料理ライフがより良いものになりますように。
ではまた!
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